序章：基礎知識編
ＱUEST_１：名刺は武器！⇒ 名刺の役割と意味
名刺はただの名札ではない
名刺は誰もがご存知の通り、ビジネスの現場では欠かせない印刷物であり、
新旧問わずどんな仕事でも身近といえる印刷物です。
初対面の方とお会いした時など、最初に交わされるのが名刺交換です。
そんな中で名刺が果たす役割は、ただの「名札」ではありません。
名刺は、そのスペースの小ささとは裏腹に多くの情報を備えており、
またデザインとクオリティー次第で相手に与える印象を大きく変える力を持つ、
とても大切なツール、メディアであり、武器でもあります。
（それも、経験値の少ないレベル１でも最初から装備できる武器！）
（しかも、レベル９９の大物相手にだって通用する最強の武器ッ！！）
逆にいえば、名刺が汚い、読みにくいなどの場合は印象も損なわれます。
その為、会社や自分の第一印象・イメージを損なわないよう、
掲載する情報が過不足なくきちんと整理されており、
視覚的にも見やすく美しいデザインにしておきたいところです。
名刺を作る目的を明確にする事が大事
先に触れましたが、一般的に名刺のサイズはとても小さいものですから、
作成前は何となく簡単にデザインできそうに思われがちです。
ところが、その限られたスペースゆえに、全体のバランスが整っていないとすぐに目立ち、
どことなく違和感を覚えたり、見づらいものになってしまいますので、いざ作ろうとすると意外に難しいものでもあります。
名刺は、文字、余白、色、全体のバランスなど、ある意味では、
デザインセンスが総合的に問われる最も小さなビジネスツールともいえます。
少し具体的な例をあげると、文字の書体、大きさ、文字色、背景色に始まり、
挿入するイラストやロゴ、地図などのアクセント、用紙の手触り、質感、加工･･･などなど、
その構成要素を細かく拾っていくと、決して単純なものではない事が分かります。
従って、渡す相手に対して、自分が一体どんな印象を与えたいのか、何を伝えたいのかという、
明確な目標を持つことこそが、あなたの名刺に、より効果的な意味を持たせたり、
その「役割をきちんと果たしてくれる名刺」を作成する上では近道になるといえるでしょう。
（逆に言えば、自分次第で名刺の与える効果は無限大の可能性を持つのですッ！）
それでは、効果的な意味を持ち、役割を果たしてくれる名刺作成の方法に向け、
順を追って基本的なポイントをみていきましょう！
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